下の表を見てほしい。

ここでは「2年間使用した際の合計の支払金額」をSIMフリーiPhoneと各キャリアで比較した。

結論から言うと、SIMフリーのiPhoneを使用した場合、2年間の支払合計金額は127,656円である。その他のキャリアの2年間の支払金額合計は181,512円である。

その差額は2年間で53,856円にもなる。

つまりSIMフリーiPhoneを購入して2年間使用すると、キャリアと比べ「53,856円」分、お得なのがわかる。

□ IIJimoの音声SMS付きのミニマムプランのSIMカードを使用した際のSIMフリーiPhoneの支払金額を記載した

(※2015年1月25日現在業界最安値はDMM mobile の音声SMS付き1460円/月)

□ 各キャリアはデータ定額のSパック(2GB/月)で比較した

　キャリアの携帯電話料金の内訳をみると、24時間通話し放題の定額プランに、使用容量別のデータプランを組み合わせていることがわかる。

　電話を余り使用しない人や、通話はLINEやSkypeなどIP電話アプリで間に合っている人であればキャリアの提供する「通話定額」プランの恩恵を受けることはない。むしろ月々の出費がかさむ結果になっている。

　また、パケット料に関しても、パケット上限まで使い切ることができず、毎月余っている人も多い。このような人にとって、キャリアの料金プランではあまりにも無駄が多いのだ。

　また月々の料金ではなく、長期契約による割引(いわゆる2年縛り)が嫌だという人も居るだろう。この契約は自動更新されるため、解約できる期間は2年間の中のわずか1ヶ月のみ。何年も同一の携帯電話を使用していたとしても、解約できるタイミングを逃してしまうと、1万円弱もの解約手数料が必要になるのだ。

　それが嫌なら、さらに1年待つ必要がる。しかし格安SIMカードであれば、長期契約がない場合も多く、お得なプランに次々と乗り換えていくことが出来る。煩わしさからも解放されるというメリットも大きいだろう。

SIMフリーiPhoneがオススメな人

■長電話はしない

■毎月のパケット料が余る

■友達はみんなLINEで会話

■海外に行くことがある

■2年縛りが嫌い

→2016年6月現在　業界最安値はDTI SIM

　できるだけ維持費を抑えてiPhoneを使いたい人にオススメしたいのが、「SIMフリー版」という選択肢。SIMフリー版と聞くと以前はヘビーなユーザー向けの印象が強かったがここ1年で急速に普及が進んだ。

　その理由は、なんといっても維持費の安さ。今では「データ通信専用(1GB)」なら月額600円(業界最安値[DTI SIM])から使用可能である。2年間利用した場合の費用総額は大手キャリアと比べてかなり安くなる。2台目用として持ちたい人にとっても、この安さは魅力と言えよう。

　小さなデメリットとしては、APN(接続先)などの初期設定を行う必要があることや、キャリアメールを使用できないという点が挙げられるが、設定は同梱の説明書や公式サイトで簡単に確認でき、キャリアメールもLINEが普及した今大きな犠牲ではないだろう。

＞DTI SIMってどんなとこ？

聞きなれない会社ではあるが、過去の業界最安値DMMを抜いた会社だ。「データ通信」のみの場合、1Gで月額600円とは驚き。

さらに「データ通信使い放題」の場合、破格の月額2200円(※これまで10Gプランだった利用者は自動で「データ使い放題プランに移行される」)から利用できる。さらに6/30までの申し込みであれば、半年間980円割引が効き1,220円！！

「データ使い放題＆通話し放題」の場合、月額料金3,680円から利用できる。ちなみにDIT SIMのネットの速さだが、動画を見てもスラスラ閲覧できるので、ロードする煩わしさがなかったのが印象的だ！

＞iPhoneのレンタルスマホもある！

DTI SIMの提供しているサービスにiPhoneのレンタルスマホもある。対象機種が「iPhone6s　16GB　スペースグレイ」という選択肢の狭さは残念だが、非常にお得にiPhoneが手に入る。新しいiPhoneにすぐ買い替えてしまうユーザーならレンタルもありだろう。下取りなどの売買の煩わしさもないからだ。

＞DTI SIMの注意点は？

DTI SIMの注意点は、SIMの対応機種がiPhone 6s／6s Plusからだ。それ以前のiPhoneを持っていても、SIMが対応していないので注意してほしい！