iPhoneを海外で使用する 留学編


▼ 日本の携帯電話は解約していくべきなのか?


これは、ご自身の携帯電話会社との契約によっても異なってくる。


番号を残しておきたいのであれば、番号を休眠させておいたり、一番安いプランにしておくなどの方法を取る事もできますが、それでも月額で少し費用がかかってきてしまうからだ。


また、iPhoneなどを購入した際に、本体料金が毎月の電話料金に追加されて支払っていたり、2年間契約などのプランになっていて、契約期間が終っていない場合は、違約金が発生してしまう場合もあるので注意が必要だ。


この契約期間がどれくらい残っているかによって、また、海外に渡航するのが、3ヶ月、6ヶ月、それとも1年間なのか?で検討されると良い。


▼ 留学先で、iPhoneやスマートフォンは使えるのか?


国事情がまちまちなので、主要国アメリカ・イギリス、カナダ・オーストラリアの4カ国ついての携帯事情を載せておこう。


- 解約していない場合


最近は海外に行くと自動的に国際ローミングに繋がってしまい、国際電話や3G回線がが利用できるようになっている。


日本から知らずに電話をかけたら、自動で留学先に繋がり、留学先から日本の親や友人などにも、日本と同じように電話が可能だ。しかし、この国際ローミング中は全て国際電話料金ですので、かなりの高額料金が通話料金・利用料金としてかかるので出費を抑えたい人には大きな痛手なので注意してほしい。


iPhoneやスマートフォンの場合は、アプリ自体が自動的に3G回線に繋がり国際通信料がかかってしまう場合があり、この費用が驚くほどの料金になってしまうことがあるのだ。


その為、海外に日本の携帯電話を持っていった場合、現地滞在中も機内モードにしておこう。そうすれば、かかってきた電話を間違えて取って、高額な料金がかかってしまう事もないし、アプリが勝手に通信して、通信料がかかってしまう事もない。


- 解約した場合


日本の携帯電話会社と契約を解約をしてしまった場合は、機内モードにするまでもなく、通話はできないので、国際電話料金の心配はない。


▼ Wifi機能は使えるのか?


もちろん、利用は可能だ。


この 『Wifiの利用ができる!』という事 が海外にiPhoneを持っていく魅力の一つだ。


日本で携帯を解約してしまっていても、機内モードにしていても、Wifiの電波さえ飛んでいれば、インターネットに接続する事が可能。


語学学校やホームステイ、学生寮などの滞在先では、ほとんどの場所でWifiが無料で利用できる。日本に比べたら、回線が不安定な国もあるが、それでも無料で利用ができるという事は、LineやViber、Skypeなど、インターネット電話機能を利用する事が可能なのだ。


Lineなどは、電話番号がなければダメなのでは?と思うかもしれないが、Line IDというもので、検索すれば、そこからつなげる事が可能である。



▼ Wifiはどのようなところで使えるのか?契約をしなくても良いのか?


実は、主な留学先の国では、学校やホームステイ、滞在先以外でも、カフェやマクドナルドなどのファストフード店、図書館などの公共の場所などで無料で利用が可能。


お店によっては、回線にパスワードが必要な事もしばしばありますがが、その場合はコーヒーなど何かを注文した際に、パスワードを一緒に確認すると教えてくれるのだ。


図書館などでは、無料でWifi回線が利用できる場所もあるので、留学生やワーキングホリデーの人々、他旅人などが、自分のPCを持ってインターネットをしに来ている光景を見る事があるのはそのためだ。


街をよくよく観察していると、わざわざノートパソコンをカフェで持っていって、勉強やネットをしている人がいるが、この理由は無料のWifiが利用できるからという事もあると思う。


日本のように、インターネットの会社に契約をしなくても、公共の場所でインターネットが利用できるので、誰でも利用できる!というワケです。とても便利。


日本は、何故か無料でインターネットを利用できるカフェなどが少ないですが、最近スターバックスコーヒーがついに本気でスタートさせました。外国人や留学生、旅人にとっては、インターネットは必需品。


短期留学の方などは、わざわざ留学先で携帯電話の契約をしなくても、iPhoneとWifiがあれば、十分なので、これだけで生活している人も少なくない。


▼ 日本のiPhoneやスマホは、現地の携帯会社で契約できるのか?


留学先で携帯電話会社と契約をして、SIMカードを購入すれば、携帯電話の本体を購入しなくても、契約だけで済む事がある。


しかし、もちろんSIMロックのかかっているものは日本以外の国では、使えないようにされている。


その為、どうしても、今使っているiPhoneを利用したい場合は、いわゆる、SIMロック解除やiPhoneフリー版を購入して利用しよう。


しかし、SIMロック解除をすると、保証の対象外になってしまうという事と、自分でやると、壊れてしまうリスクがあるという事、業者に頼むと費用がかかってしまうという事などがあるので、リスクを理解した上で行うことだ。


ややこしいのは、多くの国ではSIMフリーが標準なので、現地の人に聞くとどんな携帯をあなたが持っていようと『使えるはずだ!』と自信満々に言われる。実際、SIMロックのかかった日本のものは使えません。現地の人のアドバイスをうのみにしないように。


▼ 留学先で携帯電話は買ったほうが良いのか?


iPhone等のスマホを持っている方であれば、前述のように、wifiが使えるところであれば、なんとか連絡が取れるので、現地で携帯電話を購入しないで、アプリだけで生活している人も沢山いる。


短期ならそれで良いが、ワーキングホリデーなどのビザで仕事をしたり、インターンシップをしたりする場合、携帯電話を持っていないと必要な時に会社から連絡が取れなかったりなど不便があるので、やはり携帯電話を購入したほうが良い。


しかし、現地でiPhone等スマホをキャリアのように契約するとなると、日本と同じように年間契約をしなくてはいけなかったり、ネット利用料がかかってしまうので、SIMフリーのiPhoneを日本で購入して、海外で自分に合ったSIMを購入するのが一番いいのではないだろうか。


しかし現地でキャリアの様に契約したものでも、月に$20-$30程度のものありるし、プリペイド携帯などを購入して上手に使えば、結構長い間利用できるようになる。


日本のSIMロックのかかったiPhoneやスマホを持って行ってWifi利用し、海外でキャリアの様に契約し手に入れた携帯電話を連絡用、通話用としてうまく使い分ければ、費用も抑えられ、とても便利な海外生活が送れる。