光セット割 結局どこのキャリアがお得?


結局どこのキャリアの光セットがいいのかわからない人も多いと思う。基本の条件としては、対象プロバイダーとの契約が必須となり、ドコモは提携のプロバイダーが19社、auは「auひかり」の対象プロバイダー13社+全国のCATV事業者が対象になっている。それに対して「SoftBank光」はソフトバンク系列の3社のみである。


プロバイダー側の料金は戸建てとマンションで異なるが、基本は戸建て5200円、マンションが4000円である。(ドコモはプロバイダー別にそれぞれ5400円、4200円も存在する)

割引になるのはキャリア側(携帯会社側)の料金である。


比較するので大切なのがauとソフトバンクは固定1回線に対して、家族の携帯料金に家族「それぞれ」に割引が適用されるのに対して、ドコモは1家族に対してしか適用されない(つまり家族の1人だけ)。これをまとめたのが下の表である。


□ 家族4人の場合

家族での通話かけ放題のプラン+パケットパック2GB~15GB利用時を想定して計算した。「※」印は各キャリアでのスマホのプランのことである。


  ソフトバンク光

au

スマートバリュー

ドコモ光パック

ン 

割引額(月額)

2000~8000円割引

4032~8640円割引

1296円~3456円割引

小容量

2000円割引[永年]

(=500円×4人)

※データ定額パック2GB

4032円割引[永年]

(=1008円×4人)

※データ定額2GB

1296円割引[永年]

※シェアパック10GB

標準

▼はじめの2年間

6088円割引

(=1522円×4人)

 

▼3年目以降

4032円割引

(=1008円×4人)

※データ定額パック5GB

 

▼はじめの2年間

6088円割引

(=1522円×4人)

 

▼3年目以降

4032円割引

(=1008円×4人)

※データ定額5GB,8GB

 

1944円割引[永年]

※シェアパック15GB

大容量

▼はじめの2年間

8000円割引

(=2000円×4人)

 

▼3年目以降

4032円割引

(=1008円×4人)

※データ定額パック

10/15/20/30GB

 

 2700円割引[永年]

※シェアパック20GB

超大容量

▼はじめの2年間

8640円割引

(=2016円×4人)

 

▼3年目以降

4032円割引

(=1008円×4人)

※データ定額10/13GB

 3456円割引[永年]

※シェアパック30GB

auとソフトバンクは大人数ほどお得度はUPする。上記の表の赤く塗りつぶされたソフトバンクの大容量/超容量プランやauの超容量プランがそれである。ドコモは家族で1契約(1回線扱いの割引)になるのに対して、auとソフトバンクは1家族最大10回線までが割引の対象になる。そのため人数に応じて割引額が増すので、自分の家の家族の人数に合わせて「×5人、×6人・・・」と上記の表を参考に計算して欲しい。一方、人数に関わらず一定のドコモはいまいちな印象になるだろう。


auとソフトバンクは割引の額が最初の2年間と3年目以降に変わるのに注意頂きたい。ドコモは永年同額の割引額だが、やはりおトク感は少ない。

 

 

□ 単身者の場合

通話かけ放題のプラン+パケットパック2GB~10GB利用時を想定して計算した。


  ソフトバンク光

au

スマートバリュー

ドコモ光パック

ン 

割引額(月額)

2000~8000円割引

4032~8640円割引

1296円~3456円割引

2GB

500円割引[永年]

1008円割引[永年]

540円割引[1年間]

5GB

▼はじめの2年間

1522円割引

 

▼3年目以降

1008円割引

▼はじめの2年間

1533円割引

 

▼3年目以降

1008円割引

864円割引[永年]

8GB

該当なし

 

 1080円割引[永年]

10GB

▼はじめの2年間

2000円割引

 

▼3年目以降

1008円割引

▼はじめの2年間

2160円割引

 

▼3年目以降

1008円割引

該当なし

上記で注目してもらいたいのが単身者の2GBのプランでもauでは契約中ずっと1008円の割引が受けられることだ。他のキャリアと比較してもこの割引が圧倒的に大きいのが分かるだろう。



□ auのみ旧プランも同額割引が可能

 ソフトバンク au  ドコモ
最大500円 旧プランも同額 最大540円

現在、スマホの契約は2つのプランが存在する。話し放題の新プランと旧プランである。これからスマホを契約する人はドコモの場合、新プランからしか契約出来ないが、ずっと継続して旧プランを契約しているユーザーも光セット割の恩恵は受けられるものの、その割引額はいまいち。一方でauの場合は新旧どちらのプランでも同額の割引額を受けられるのは、ユーザーのニーズにも合っていてオススメと言えるだろう。

新プラン・旧プランに関してはコチラでも扱っています。


□ 結論 家族が多いならauとソフトバンク

結論としてはauの「スマートバリュー」がオススメだろう。圧倒的に扱いやすく、利用価値が最もあると思う。最大のポイントはスマホの契約内容に関わらず割引かれる点だと思う。単身者でパケット2GBのようなライトなユーザでも、月額1008円の割引は3社の中でトップなのが表から分かる。


家族で使う場合もauは割引額が人数が増えるに連れて増える。旧プランも同様の対象となる点も大きく評価できる点だろう。


次に利用する価値が高そうなのが「SoftBank光」だと思う。ライトユーザ―向けの割引額500円だが、1人で10GB以上、家族でも1人5GB以上使うなど大容量を必要とする場合はauよりお得になるのでチェックしよう。


逆にドコモの「光パック」はいまいち。全てのケースで割引額が他社より少なくお得感はない。光回線自体の固定回線料金も決して安くない。現状のプロバイダーとの契約状況を入念に確認しないと損するケースもあるので注意が必要だ。


auユーザーなら、「家族」でも「単身者」でも光セット割りのauスマートバリューに入っても損は決してない。ソフトバンクの場合は家族で光セット割を利用するのはオススメだが、単身者の場合、スマホデータ量のヘビーユーザーでない限りオススメはしない。ドコモは単身者でも家族でもドコモ光にする利点は少ないと言えるかも。


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